【小学校受験志望校の選び方 実践編2】いよいよお子さんと学校の相性(ダブルチャート)

ホロスコープ

前回は志望校との相性を検証する前に、お子さんの出生時(ネイタルチャート)のホロスコープを作成して、その子が本来備えている資質、性格を見ました。

【小学校受験志望校の選び方 実践編1】まず子どもの元来の性格を知る

親であっても自分の子供のことを知っているようで知らない側面もあります。また、子供は成長とともに性格、考え方も変わってきますが、そもそもどこを拠り所にしているのか親として知っているだけでも、子育てに迷ったときに道しるべとなるものではないでしょうか。

ですので、私が初めて鑑定する方のホロスコープを見るときは、いきなりその人が知りたいことから始めるのではなく、その人が本来備えている資質などを確認してから臨むと色々な気づきが得られるためそのようにしています。(その部分を知らないで鑑定したこともありましたが、どうしてもアドバイスの解像度が高いものを提供するのは難しかったです)

前置きはこのぐらいにして、実際に具体的な学校との相性を見ていきましょう。ここでは、過去にご紹介した聖心女子学院初等科を例に、インナーサークルにお子さん、アウターサークルに学校のダブルチャートを作成します。(お子さんのプライバシーに配慮し生年月日は隠しています)

目立つものとしては、インナー木星・土星、アウター月、太陽または土星、土星、木星のグランドトラインであったり、インナー金星とアウター火星・金星がコンジャンクションとかがあります。お互いにおおらかにいられる関係性で、心地よい環境ですので、そのような環境で勉強とかも捗りそうです。すごくリラックスできそうな感じでしょうか。お金遣いとかで堅実になる相性でこの学校で学ぶことで無駄遣いをしなくなような環境に置かれそうです。またこの学校に通うことがこの子の将来に大きく影響を及ぼしそうな感じも見受けられます。(もちろん、人間は環境の影響を受ける生き物ですが、この場合、この子が自ら振り返ったときに学校という存在が大きくなりそうという意味です)

また、雰囲気も親しさを感じるような居心地の良さがありますし、逆に居心地が良すぎて学校以外のコミュニティに目がいかない、外の世界を見たくないという気持ちにすらなるぐらい、この子にとって居心地の良さがあります。学校での部活動もスポーツ系にいってもよし、その他の趣味性の高い部活でもOKです。また、人にもおおらかになれるでしょう。

一方で火星、土星がオポジションということから、居心地が良さそうに見えて一歩間違えるとそこから抜けられないがゆえに我慢を強いられそうな気配もあります。それゆえに校則なんてと思い、ルールを守らないことがあるかもしれません。

上記のような環境なので、環境変化がありそうで、個性が出やすくなる学校でもあります。また状況によっては調子に乗りすぎてしまい、先生に怒られることもありそうです。

太陽・水星・天王星、冥王星、海王星がTスクエアを創出しているので、常識外れ、飛躍した考え方を持ちそうです。また、状況によってはリベラルというか、既存の古いものを壊して新しいものを、ということにるかもしれません(特に近い将来)。

まとめると、この子にとって聖心女子学院初等科は、とても居心地の良い場所で、すべて学校の中で完結しようとしそうな雰囲気です。そのなかでもコミュニケーション能力の相性がよいので、学校の考え方など理解できる子です。一方で革新的というか、あまり伝統に縛られないこともあり新しい物が最高と思うときがあるかもしれません。いずれにしても、居心地が良いことは間違いなさそうで、古いものを大切にしつつ新しいものを取り入れて育つお子さんとお見受けしました。

このようなかたちで、子供が学校に合いそうかそうでもなさそうか、という情報が得られたのではないでしょうか。特に複数校で調べてみると、今まで知らなかった子どもの一面も見るかもしれません。

次回にご期待ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました