ホロスコープでは本人の性格だけでなく、会社や国などの元々の性格、運気なども調べることができることは書いたかと思います。また、鑑定者と特定の時期の2重円(ダブルチャート)を作成することにより特定の時期の運気であったり、鑑定者と見てほしい相手(会社など)の2重円を作成すれば相性もわかります。
過去に学校選びは、子どもの学力、入学難易度だけで選ばないほうが良いのではという記事は書きました。
実際に過去に鑑定したお子さん(女の子:Aさんとします)の例をもとに学校の相性を見ていきます。情報量が結構多くなるので何回かに分けて書きますが、まずは、鑑定したAさんの元来の性格をみたうえで、学校との相性をみていきます。
Aさんのプライバシー保護の観点から、生年月日は伏せています。まず、Aさんのネイタルチャート(出生時のホロスコープ)です。
性格的にはバランスがよく、やや内向的なところはありつつも意見とかがしっかり言えるお子さんです。一方で積極的な一面があるので内弁慶的なところがありそうなのと、真面目な性格ちょっと柔軟さがない感じでしょうか。
このAさんのシングルチャートを見ると、IC金星がぎりぎりオーブでかかっており、また4ハウスにもあることからご家庭で大切にされている甘えん坊なお子さんで、喧嘩みたいなアグレッシブなものとかは苦手で、習い事も運動などよりは音楽、美術、趣味度の高い習い事(バレエとか)がすきそうです。1ハウスの海王星もありますし、芸術的なことが人生の軸足になると幸せだったりしそうです。
特筆すべきは太陽・水星・天王星、木星、月がグランドトラインとなっています。もともと頭の回転の早い子で、おおらかです。また、神様などを信じる心、同情心があり、人が困っていたら手を差し伸べることのできる子です。また、自分と社会をうまく調和させることもできるのでみんなで協力したりすることができます。文章を書いたり、表現するのが好きですね。お勉強系はなかなかのものです。
その一方で、金星・土星がオポジションで、好きなこと、甘美なことがなかなかやめられない傾向があり、例えば、将来的に好きなものを食べすぎてしまいダイエットができないとか、あとは、快楽的なものに溺れがちなので、これが異性問題でいえば浮気とかもありそうです。もちろん、食べ過ぎ、異性問題は小さいお子さんにはないので、現時点で思い当たる節を聞いたところ、本が好きで読書をやめられずなかなかやるべきことをやらないそうで、なるほどなという感じです。
結構頑張りすぎてしまい特に頭脳的に疲れてしまいがち、また、水星・冥王星がスクエアということもあり、モラルを破りたくなるとか、そこまでいかなくても変な意味の変わった考えを持ってしまったり、変な意味でオタク的な部分だったりも素質としてありそうです。
他にも結婚相手(パートナー)に将来求めるのは社会的、経済的に財やポジションを確立している人であったり、元来真面目かつ仕事の2ハウスにも天体が多いのでしっかり稼ぐ素養があるのが見えつつも、同時に責任ある地位、プレッシャーなどが覆いかぶさってくるというのも見て取れます。順風満々というよりも外的要因に色々と左右されそうなところ、また友人関係も自分からというより、お友達から来てもらいたい、やや受け身的な部分があるがゆえ?かもしれません。
ちょっと書いただけでもこれだけの文字量となり、他にも色々あるのですが、ネイタルチャートから本当に色々なことがわかります。
次回は、この子の性格をもとに学校との相性を見てみましょう。次回以降も楽しみにしていてください。
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